空がちい~っと高く・・・?
とある時代劇での一コマである。
花魁が身請けされて廓の大門をくぐった時の一言「空がちい~っと高うなりんした」と。
自分はこれまで2・3千メートルの山を何回となく登ってきたものだが、空はあくまでも高く、近づいたと感じたことは一度もなかった。
花魁のあのしみじみとした一言は、一見艶やかで華やかそうな廓での生活が、どれ程みじめで悲しみに満ちたものであったのかを物語っているようであった。
それがあの花魁独特の高下駄を脱いで草履に履き替え、廓の大門をくぐって娑婆に出たときの安心感や幸福感があの一言となって表れたものだろう。
ドラマを見ていた自分もふっと肩の力が抜けるのを感じた。
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